かつて、外界から来訪した闇の者がこの世界を侵略すべく漆黒の帳で空を覆った。 漆黒に飲まれ誰もが絶望を抱いていたその時、突如天から一筋の光が注ぎ込まれた。 闇を退けるべく現れた光の者は人々に力を託し、
天へと上る虹の橋から溢れる光の力で闇を退けた。 後に虹橋の伝説と呼ばれるこの出来事は、
時代を経ておとぎ話として語り草にされている。 そして、この時退けたはずの闇が再び世に解き放たれようとしていたことを、
人々は知る由も無かった―――。